生前整理はご存命の間にある程度荷物を整理しておいて、ご家族などの後継者に迷惑をかけない整理方法です。
「生前整理」という言葉があまり良い言葉ではないですが、ご家族に迷惑をかけないという意味では、やはり行っておくべきことかと思います。
ただ、生前整理をしてその後の生活が不便になっては意味がありません。
生活に支障が出ない程度に、身の回りのものをすっきりさせるのが理想です。
生前整理で捨てるか、捨てないかの判断基準で迷ったらここ1年以内に1回でも使ったことがあるかを判断材料にしてみましょう。
例えば、台所にあるテーブル。
ただの物置と化して1年以内にそこで一度も食事をとったことがないという事なら、捨ててしまっても良いでしょう。
テーブルがなくなってスッキリすれば、その分生活しやすくなったり、ついでに不要なものも処分できるかもしれません。
家具やインテリア類は、特に残されたご家族にとって処分に手間のかかるものなので、早めに対応を考えておいた方が良いでしょう。
そして書類関係も出来るだけ生前整理の段階で処分しておいた方が良いです。
なぜなら、残されたご家族にとって必要なものなのか、不要なものなのか、書類を見ないと判断できないため、処分するのに時間がかかってしまうからです。
必要な書類だけ取っておいた方がご家族にとっても助かります。